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CLCAのビジョン †

こんな「シェアする暮らし」を日本中に実現したい
１．暖かさと自由
２．LOHASな生活
３．多文化共生の中の学び
４．幸せな子育て、豊かな老後
がある

これより各項目を順に説明します。
下記、各メンバのビジョン、プロジェクトに対する想いも見てください。
CLCA/想い/Kさん、CLCA/想い/Hさん、CLCA/想い/Mさん、CLCA/想い/Iさん、CLCA/想い/Wさん、CLCA/想い/K2さん

１．暖かさと自由 †

• 自分の帰ってくる場所がある。
  • 帰ってきたら誰かがお帰りと言ってくれる場所、誕生日にはケーキを用意してあなたを待っていてくれる場所があって、初めて人は、過剰生産、過剰消費の循環から断ち切られるのではないでしょうか。人間を充足させてくれる居場所は、普段の暮らし上にしかもちえません。職場以外に、居場所があるとすれば、それはあなたの住む街と家なのです。

• １人になりたいときは１人になれる。
  • だれだって、たまには、１人でゆっくり考える時間、息つぎする時間が持ちたいもの。人が互いに依存せず、いるとうれしい、だけどいなくてもOKだという関係、そして、プライベートな物理的空間があってこそ成立するものだと考えます。これは、プライベート空間のない昔の長屋や地縁に縛られた村の生活にはなかったものです。なぜ、今の暮らしになり、かつての暮らしが崩れ地域コミュニティが崩壊したか？それは今の暮らしが心地よかったからです。我々は、現在とも過去とも違う新しい姿を模索しなければならないのです。
• 自分らしく存在できる。選択できる。
  • 人は、皆自分らしく生きたい生き物です。一律のルールや義務で、機械的に管理されるのは好きではありません。何かあったら困ると後ろ向きな管理をされることが多い世の中ですが、暮らしをシェアする仲間を愛し、信頼し、家族のようにそれぞれが自分らしく貢献できる暮らしの中に、自由さと温かさとが両立できる生き方があると考えます。自分らしく生きるためには、接する相手を選択できることも重要です。選択できることで、職場や農村社会でともすればがりがちな固定的関係性によるセクト化、ボス化、息苦しさを克服することできます。

２．LOHASな生活 †

• 共有=経済的、家事が楽しい
  • ものを共有することで、何とシンプルな生活が送れることでしょうか。シェアを進めれば、個人で必要なものは、服と、布団程度しかないのです。コンポストだったり、エコの共同購入だったり、手作りジャムを作ることだったり、有機野菜の栽培や犬を飼うことだったり、地域へのちょっとした社会貢献だったり一人の生活ではなにかと成立しづらいことも皆でシェアすることで気軽に楽しく行うことができます。今までに、足りないことは皆でシェアすること、そして生活そのものをともに楽しむ仲間だったのです。
• 少ない消費で豊かになれる。
  • 資本主義のこの世の中、楽しい交流イベントやいやなことを忘れさせてくれる楽しいものや体験ものはあふれかえっています。しかし、それで我々は満足したのでしょうか。昼まで寝て、洗たくと後片付けをしてぼーっとしたら週末が終わってしまっている鬱になった日本人がいます。ちょっとしたことでみんなで大笑いすること、リラックスすること、どんなに自分が嫌になっても受け入れ慰めてくれる仲間がいること、本当に心を満たすことができれば、消費に飢えることはなくなるのです。
• 都市と里山の交流
  • 従来から課題だった都市部と農村部との交流ですが、ここでも「住」まで含めて考えてみれば、今までにない解決策が与えられると考えています。農業体験、グリーンツーリズム、…居住と宿泊の中間にあるシェアする暮らしというスタイルを取り入れた取り組みが全国で始まっています。

３．多文化共生の中の学び †

• 真の学び、教養は生活の中で受け継がれるもの
  • 学びは生活の中にしか有りえません。季節を感じるところから日本文化の話へ、身の上話から地理へ、パン作りから化学へ、BBCから世界情勢へ、けがから医学へ、野菜作りから農学へ…そしてなにより、本当の知恵、人格、教養を次の世代に引き継げるのは生活の中でなのではないでしょうか。今の日本では、血縁によらないこのような学びの場所が必要だと考えます。
• 国際感覚も、違いを違いとして認める文化は生活の中から
  • 文化的な感覚の違いを本当に感じ、また、言葉の違いを乗り越えて自然に交流するすべを学ぶにはともに生活することが一番です。また、生活レベルの文化は実は日本人でも違うもの。うまく生活していくためには、違いを違いとして認めあう文化が自然と育まれます。
• コミュニケーション力は、人と人との直接のふれあいから
  • バードホィステル(Birdwhistell,1970)は、対人コミュニケーションにおいて言葉（言語）によるコミュニケーションはおよそ35%と分析しています。メールや携帯、メディアは、世の中を便利にしましたが、コミュニケーションしているようで実は、単にほとんど自分自身と対話しているだけなのかもしれないと考えるとぞっとします。

４．幸せな子育て、豊かな老後 †

• 幸せな子育て
  • 子育て、特に共働きの場合、近くに親がいない限りうまくいっているのをなかなか見みません。1組の夫婦が1人〜2人を育てるより、2組で2人〜3人を育てたほうがずっと楽だということです。また、先程の、人が互いに依存せず、いるとうれしい、だけどいなくてもOKだという関係は、家族を外に開いてこそ成立するものなのではないでしょうか。
• 老後を豊かに暮らす
  • はたらくという言葉は、本来、「はた」を「らく」にする営みです。人は与えてこそ与えられるもの。豊に人間的に成熟した人生の最後は、後世にその知恵と文化を伝えてこそ、充実するのではないかと考えます。多世代共生の営みは、この人間らしい生き方を血縁に頼らずに実現する仕組みだと考えます。
• 人間は集団生活する生き物
  • 大学時代など多くの人にとって、集団生活をした時代が一度はあるはず。その当時の生活を考えてみてください。なにか、自然で生き生きとした生活だった気はしませんか？サル科の生き物はおおむね集団生活をして暮らしています。母親の子育ては3年程度、あとは、頑固オヤジのオスざるにコラと時々叱られながら子供は子供でコミュニティを作って、自分たちで遊び学ぶのです。チンパンジーと1．23％しかDNAの違わない人にとって何が自然な暮らし方なのかもう一度考え直してみてもよいのではないでしょうか。

万人向けではないけれど、ごく普通の人に向けて †

私たちは、これから考えていくような暮らしやビジョンを、あるべき唯一のものとしたいわけではありません。起業家のように、職場に人生の全てがあるのであれば、家は寝るだけのプライベート空間であってもかまわないのではないでしょうか。ワンルームマンションのニーズは今後もなくならないと考えます。ただし、意識の高い人、限られた人でなく、ごく普通の人が自然体で暮らしていけるスタイルを追求したいと考えています。