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八木さんと八木さんのご友人の藤岡大学さんと一緒に
長野に視察に行ってきました。
1日目は伊那の古民家を訪問です。現地の案内人として農業コンサルタントの井上さんが請け負ってくださいました。
伊那に近づくにつれ、雪深くなり、少しづつ、景色は田舎になってきます。
井上さんは、現地の古民家を、都市部からのIターン、Uターン組に仲介する仕事をメインに取り組んでいらっしゃいました。
現地の空いてそうな古民家を一軒、一軒回って、持ち主の方を確認していく地味な作業を続けていらっしゃいます。そのせいか、地域のことに非常に詳しかったです。
長野には、外の人を受け入れる風土があるそうで、都会にもそれほど遠くなく、田舎暮らしをする人にとっては、良いところなのではとのこと。
工芸を志す方やパン工房をしながら田舎暮らしをしたい方などなどいろいろな方がよくこの地域に住みたいと言ってやってくるそうです。
伊那のある高遠で蕎麦屋に立ち寄りました。まず、漬物とお茶が出てきます。
長野では、漬物はお茶受けなんですね。お茶と漬物、なんだかほっとします。
10割そばも、田舎の味がしてとってもおいしかったです。
高遠は、また、長野の中でも特に教育が熱心な風土、伝統があり、明治、大正時代には、多くの教育者や企業家を輩出した地域でも
あるそう。古民家を改装した、高遠本の家が道路沿いにポツンと存在していましたが、こんな素敵な空間があるのも高遠ならでは
なのでしょう。
家の中には、芸術や工芸に関するチラシもたくさん置いてあり、文化的な香りを感じました。
伊那の庄屋屋敷につきました。この庄屋は農地改革前は伊那一帯に広大な耕作地を持っていたそうです。飢饉のときは、蔵の米を拠出して村民を救い、そのお礼に藩からもらったといういわれのある長屋門がまず、でんと入口に構えています。
そして、門をくぐるとかやぶき屋根の立派な母屋が姿を現します。
雪がふって、本当にきれいです。
向かいは、土蔵です。お宝がいっぱい眠っているそうです。養蚕につかったかごが積んであります。
母屋の中は圧倒的な広さです。昔の生活用品がそのままになっています。
柱やふすまも立派なものが使われています。天井も広いです。これは改装したらすごく素敵な空間になりそうです。
それにしても圧倒的な広さです。8畳の部屋が5つ、6畳が3つ、他に10畳の部屋と24.5畳、7.5畳の板の間、さらに風呂、トイレ、土間があります。
一方で、建物の傷みも激しく、水もれし、畳が黒くなって沈下しているところや隙間ができて外気がそのまま入ってきてしまっているところ、崩れかけている箇所も見つけました。早く手入れしないとダメになってしまいそうです。
家の周囲を散策します。家の裏手には東光寺というお寺があります。お寺の前にはホタルが見れるスポットもあるそう。寺の横からきれいな湧水が出ているようで、わさびなんかも作れるんじゃないかと言っていました。
離れて、家を見てみると、本当に立派な母屋であることがよくわかります。カレンダーの写真に使われたこともあったそうですが、納得です。
家守さんは素朴さと上品さをもったとても魅力的でホスピタリティのあるれる方です。
伊那の庄屋にかかわるお話やこの地域の話を、やはり地域に詳しい井上さんと二人で話されていました。
また、地域でとれる野菜や山のめぐみの話をして下さいます。
この家を管理していきたいが、自分一人では限界がある。だけども何とかしたいという気持ちをもっておられます。
キノコや野菜、山菜料理など、味わってもらいたいものもがたくさんあるそうです。
帰り道は、また、井上さんから、長野に対する想いを聞きました。これからは、仲介だけでなく、幅広く田舎暮らしをサポートするための活動を行っていきたいとお話しされており、伊那の古民家を活用するのであれば、これからも力ずよい協力が得られそうな感じです。
八木さんは、この視察を通じて、ここで塾のようなものを行えたらいいのではないかという構想、そして、ここをなんとか再生して活用したい、それが、田舎、地域を豊かに活性化すること、また、田舎、地域にある建築も含めた有形、無形の遺産を思い起こし今後につなげていくことにつながるのではにすることを一段と固められたようです。
さて、そんなこんなで伊那の視察も終わり、井上さんともお別れし、電車で馬篭宿に移動です。
欠点は冬の寒さだそうで、今回の視察の目的でもある古民家で寒さを体感する今夜の宿泊にドキドキです。
中山道沿いにある馬篭宿、妻籠宿、奈良井宿を視察しました。
八木さん、藤本さんの建築家の観点からのお話も非常に楽しかった2日目でした。
記事の続きは、また今度書きます。お楽しみに。
文章
あああ
ああああ